国内

買いだめ主婦落ち着かせる方法 「その分のお金で募金しよう」

パニックから「買いだめ」の懸念が高まっている。家庭で浮き足立つ家人をどう諫めるのがよいのか。大人力コラムニストの石原壮一郎さんから寄稿してもらった。

* * *
不測の事態が起きたときの慌て方や不安の強さは、人それぞれ。妻が買いだめに走ろうとしていたり「今すぐ東京を離れましょ!」と慌てているときに、「冷静になりなよ」と言っても効果はないでしょう。相手は誰もが自分と同じぐらいの不安を抱えていると信じているので「どうして無理に冷静になろうとするの!」と、余計に慌てるだけです。

原発の件で、あわてて東京を離れていったインテリ文化人の方々もそうでしたね。怖いなら勝手に行けばいいのに、屁理屈を駆使して自分の不安を必死で正当化しようとしていました。不安を感じないヤツは頭が悪いみたいな言い方で、自分の感じている不安を遠慮なく垂れ流しながら……。インテリ文化人のひ弱さを見せつけてもらいました。

今こそ、大人力の包容力の出番。まずは「不安だよね。心配だよね」と共感して、ちょっと落ち着いてもらいましょう。その上で、買いだめの場合は、「何か月先のトイレの心配をしてるの?」「それだけの食糧を全部食べつくす必要があるのは、どういう状況なの?」と尋ねて無意味さに気づかせます。

さらに、「その分で募金したほうがいいよ」と提案してみましょう。「何かしなきゃ」という焦りのもっていきどころが見つかれば、奥様の心も安らぐのではないでしょうか。

「疎開」の場合はノンキな口調で、「パニック映画だと、真っ先に逃げるヤツは助からないんだよね」と言って、「この人とこれ以上話しても無駄かも」と思わせるといいかも。

こちらも同様に、「その分で募金したほうがいいよ」と提案すれば、少しは落ち着いてくれるはず。

家庭の中でも、世界に賞賛されている「日本人の冷静さ」を発揮して、無用の混乱を抑えたいものです。

トピックス

“赤西軍団”と呼ばれる同年代グループ(2024年10月撮影)
《赤西仁と広瀬アリスの交際》2人を結びつけた“軍団”の結束「飲み友の山田孝之、松本潤が共通の知人」出会って3か月でペアリングの意気投合ぶり
NEWSポストセブン
アメリカから帰国後した白井秀征容疑(時事通信フォト)
「ガイコツが真っ黒こげで…こんな残虐なこと、人間じゃない」岡崎彩咲陽さんの遺体にあった“異常な形跡”と白井秀征容疑者が母親と交わした“不穏なメッセージ” 〈押し入れ開けた?〉【川崎ストーカー死体遺棄】
NEWSポストセブン
ジャンボな夢を叶えた西郷真央(時事通信フォト)
【米メジャー大会制覇】女子ゴルフ・西郷真央“イップス”に苦しんだ絶不調期を救った「師匠・ジャンボ尾崎の言葉」
週刊ポスト
元交際相手の白井秀征容疑者からはおびただしい数の着信が_(本人SNS/親族提供)
《川崎ストーカー死体遺棄》「おばちゃん、ヒデが家の近くにいるから怖い。すぐに来て」20歳被害女性の親族が証言する白井秀征容疑者(27)の“あまりに執念深いストーカー行為”
NEWSポストセブン
赤西と元妻・黒木メイサ
《赤西仁と広瀬アリスの左手薬指にペアリング》沈黙の黒木メイサと電撃離婚から約1年半、元妻がSNSで吐露していた「哺乳瓶洗いながら泣いた」過去
NEWSポストセブン
前回のヒジ手術の時と全く異なる事情とは(時事通信フォト)
大谷翔平、ドジャース先発陣故障者続出で急かされる「二刀流復活」への懸念 投手としてじっくり調整する機会を喪失、打撃への影響を危ぶむ声も
週刊ポスト
単独公務が増えている愛子さま(2025年5月、東京・新宿区。撮影/JMPA)
【雅子さまの背中を追いかけて単独公務が増加中】愛子さまが万博訪問“詳細な日程の公開”は異例 集客につなげたい主催者側の思惑か
女性セブン
不倫疑惑が報じられた田中圭と永野芽郁
《永野芽郁のほっぺたを両手で包み…》田中圭 仲間の前でも「めい、めい」と呼ぶ“近すぎ距離感” バーで目撃されていた「だからさぁ、あれはさ!」
NEWSポストセブン
連日お泊まりが報じられた赤西仁と広瀬アリス
《広瀬アリスと交際発覚》赤西仁の隠さないデートに“今は彼に夢中” 交際後にカップルで匂わせ投稿か
NEWSポストセブン
不倫疑惑が報じられた田中圭と永野芽郁
《離婚するかも…と田中圭は憔悴した様子》永野芽郁との不倫疑惑に元タレント妻は“もう限界”で堪忍袋の緒が切れた
NEWSポストセブン
成田市のアパートからアマンダさんの痛いが発見された(本人インスタグラムより)
《“日本愛”投稿した翌日に…》ブラジル人女性(30)が成田空港近くのアパートで遺体で発見、近隣住民が目撃していた“度重なる警察沙汰”「よくパトカーが来ていた」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! トランプ圧力で押し寄せる「危ない米国産食品」ほか
「週刊ポスト」本日発売! トランプ圧力で押し寄せる「危ない米国産食品」ほか
NEWSポストセブン